【2026年版】みらいエコ住宅補助金を分かりやすく解説
──110万円がもらえる制度はどう変わる?【香川県の家づくり向け】
2026年の新しい住宅補助金制度「みらいエコ住宅」。
家づくりを検討している方にとって、最大110万円が受け取れる大きな制度です。
しかし、制度の内容が毎年変わるため、
「結局どの補助金が使えるの?」
「うちは対象になる?」
と迷う方も多いはず。
そこでこの記事では、2026年の最新情報をもとに
いま分かっている内容だけをわかりやすく要点整理します。
※制度詳細は今後変更される可能性があります。
- みらいエコ住宅2026とは?
- 共通の補助対象条件
- GX志向型住宅|最大110万円
→ 一次エネルギー消費量とは? - 長期優良住宅|最大75万円(+除却20万円)
- ZEH水準住宅|最大35万円(+除却20万円)
- 補助金の総括|いま家づくりを検討する人が知るべきこと
- まとめ|後悔しない家づくりには「情報」が武器になる
■ みらいエコ住宅2026とは?(まず全体像)
新築住宅の省エネ化を促すための国の補助金制度です。
補助金総額は 2,050億円 と大規模ですが、前回制度より補助額は減っています。
● 前回:最大160万円
● 今回:最大110万円

今回も早期終了の可能性が高い と予想されています。
■ 共通の補助対象条件

どの補助区分を申請する場合でも共通しているポイントです。
- 2025年11月28日以降に基礎工事着手した住宅
- 建築床面積が50㎡~240㎡
- 以下の災害リスク地帯は対象外
(土砂災害特別警戒区域、急傾斜地崩壊危険区域、地すべり防止区域、高波浸水地域 など) - 香川県は 寒冷地に該当しない(補助額の増額対象外)
■ GX(グリーン・トランスフォーメーション)志向型住宅|最大110万円

2026年補助金のメイン枠です。
唯一家族構成による制限がない補助金です。
● 主な条件
- 断熱等級の基準クリア(断熱等級6以上)
- HEMS(電力管理システム)の設置
- 太陽光発電などの再生可能エネルギーの導入
- (再エネを含まない)一次エネルギー消費量の削減35%以上
- (再エネを含む)一次エネルギー消費量の削減100%以上
- 年齢・家族構成の制約なし
- 蓄電池の設置義務なし
特に重要なのが
一次エネルギー消費量の削減率「再エネを含む/含まない」の違いです。
▼ 一次エネルギー消費量とは?
家の設備(空調・給湯・照明など)がどれだけエネルギーを使うかを数値化したもの。
●「再エネを含む」
→ 太陽光パネルが発電する分も“省エネした扱い”になる。
→ 削減率100%ということは、太陽光発電が必須
●「再エネを含まない」
→ 太陽光の発電は“なかったこと”として計算
→ 家そのものの性能 (仕様、設備など) のみで評価
■ 長期優良住宅|最大75万円(+除却20万円)

こちらは「住宅性能の高さ」を重視する区分です。
● 主な条件
- 若年夫婦世帯 or 子育て世帯が対象
- 断熱等級5以上
- 長期優良住宅の認定を受けること
- 一次エネ消費量(再エネ除く)削減率20%以上
- 太陽光パネル不要
- 古家除却がある場合+20万円
前回補助金では予算が余ったため、
条件を満たせば狙える可能性が高い区分といわれています。
ただし注意点は
長期優良住宅の申請費用を工務店が別途請求することがあるため、
補助額とのバランス確認が必須です。
■ ZEH水準住宅|最大35万円(+除却20万円)

長期優良住宅とほぼ同じ条件です。
- 若年夫婦 or 子育て世帯
- 断熱等級5以上
- 一次エネ(再エネ除く)20%削減(等級6)
- 太陽光パネル不要
- 古家除却で+20万円
ZEHと名前は付いていますが、
太陽光の設置義務はありません。
こちらも比較的狙いやすい枠といえます。
■ 補助金の総括|いま家づくりを検討する人が知るべきこと

✔ 補助金は住宅会社任せにしない
申請漏れ・申請忘れ・仕様が足りない…は実際に多く発生します。
必ず「補助金を使う前提」で仕様選定を進めることが大切です。
✔ 長期優良住宅はコスパ要確認
補助額75万円でも、認定申請費用が高い会社だと旨味が薄れるケースあり。
✔ 今動く人は2026年が“取りやすい最後のチャンス”かも
2027年は蓄電池の搭載が必須になる見込みのため、
補助条件に対して補助額が割に合わない可能性も。
✔ だからこそ2026年版は“間口が広く魅力的”
特にGX志向型は取得しやすく、
太陽光・HEMSを検討しているご家庭には相性が抜群です。
■ まとめ|後悔しない家づくりには「情報」が武器になる

みらいエコ住宅補助金は、
仕様の選び方ひとつで「もらえる/もらえない」が変わります。
香川県で家づくりを考える多くの方に
“損しない選択” をしていただくために、
住まいる会議では情報発信を続けていきます。
